PERとPBR
世界同時株安(2007年8月上旬)を受けて、
欧州、米国、日本の金融当局が、
あわてて市場に資金供給をしていますが、
私は、それほど心配していません。
欧州、米国、日本の株式市場を、
PERとPBRという指標で点検してみると、
特に問題はないと思います。
暴落というと、みんな株式市場の暴落を連想するでしょうが、
仮に株式市場で暴落があっても、たいしたことはありません。
株式市場には、PERやPBRという指標がありますので、
冷静になれば、「どうして、あの時、あわててしまったのか」と思うようになるでしょう。
暴落で怖いのは、国債市場の暴落です。
国債市場には、PERやPBRという指標がありませんので、
投資家の不安が納まるまで暴落が続きます。
そういうわけで、国債市場では、あっという間に「半値」になることがあり得るでしょう。
話は戻りますが、
欧州、米国、日本の株式市場においては、
PERやPBRからみれば、特に問題ないと言えるでしょう。
(そういう意味では、中国の株式市場は、バブルと言えるでしょう。
中国の株式市場を、PERという投資指標で見てみると、不安を感じます。
中国の個人投資家は、初心者が多いから、PERという投資指標を知らないかもしれません)